ランダム生成された広大な宇宙を舞台に、自由なロールプレイが楽しめるアクションゲーム「Avorion」
前回「旗艦をつくろう」では、アイアンとチタニウムの素材から小型戦艦をつくりました。今回は戦艦で別エリアへ渡り、どんなことが出来るのか、どんな世界が広がっているのかを、実際にプレイをすすめながら確めていきます。
船のスペック
スペック表
スペック表から、大まかに7つのポイントを知ることが出来ます。船のスペックはゲーム画面右上の建造モードか船モードのアイコンから確認できます。(耐久力
【船体強度】の数値が高いほど船は頑丈です。良い素材・硬いブロックで構成すれば高くなります。
【シールド】の数値が高いほどダメージをカット・回避できます。シールド発生にはナオナイト以上の素材が必要です。
(大きさ・重さ・速さ・軽快さ
【ブロック】【体積】の数値が高いほど、大きく重い船になります。大きくするメリットはアップグレードスロットが増えることです。
【質量】の数値が高いほど重くなります。重いと加速が鈍くなり、ブレーキが効きにくくなり、運動性能がさがります。
質量に対して【推力・ブレーキスラスター・最高速度・ヨー・ピッチ・ロール】の数値が高いほど軽快に動けます。
(自力ワープ
エリア移動にはゲートやワームホールを使うか、自力ワープのハイパージャンプを使用します。数値が高いほどハイパージャンプで長距離を移動できます。
(積載
アップグレードスロット・貨物容量・居住区画スペース・艦載機の数値を確認できます。
(武器・採掘
タレットの数の確認と、総合攻撃力をしめした【火力】の数値を確認できます。
(出力・持続力
ジェネレーターで発生させたエネルギー出力を確認できます。高いほど船のフル性能を長時間維持できます。出力が足りていないと各機能が息切れしやすくなります。数値を増やすには適切な部位にエンジンやスラスターを装着します。
(乗組員
乗組員の総数と割り当て人数を確認できます。乗組員は居住区画をひろげれば多人数を乗せることが出来ます。
乗組員の割り当て
乗組員を予備・船員・指揮官に割り当てて船を機能させます。不足の部署では機能をフルに発揮することが出来なくなります。タレット砲手がいないと採掘・攻撃が出来なくなるので注意です。乗組員は各ステーションで雇用でき、専門職の技能を持った乗組員は給料が高くて能力が高いです。予備の乗組員を船員・指揮官に割り振ることも出来ます。これらの作業は船ごとに必要です。
システムアップグレード・スロット拡張
下のリストから中央のスロットにドラッグ&ドロップすれば装備、逆の操作で外すことができます。装備したアイテムは船が破壊されると失われるかドロップします。装備していないものは船がやられても安全です。体積が大きい船ほどスロット数が増えます。
プレイ開始・旅立ち
シード値:umech
目的:宇宙の中心をめざす
今回のバージョン:beta 0.11 r7857
備考:日本語化MOD適用
別エリアへ
ゲートを通って各地を探索。エリアごとに売られている交易品の種類や価値も異なります。市場調査を行い、貨物容量の大きい船を用意すれば、しっかり儲けが出せそうです。
今回の船の貨物容量は80ほど。この容量ではごく小さな交易しかできないので儲けるのは難しそうです。大きく儲けるなら100単位1000単位の貨物積載力をもつ貨物船が欲しいところです。
いろいろ見て回った結果、宇宙の中心へ直接いけるようなルートは無さそうであることが分かりました。探索範囲のエリアではアイアンとチタニウムしか採掘できないため、船の改良はあまり望めそうにありません。さらに遠方まで探索を行い、中心にむかうルートを探さなくてはなりません。
長期間の航行をおこなうには、船員への給料(お金)をたっぷり用意しておかなくてはなりません。そこで通常の資源売却に加えてクエスト依頼をこなすことにしました。
お金稼ぎ・クエスト依頼
各ステーションの【電子掲示板】からクエストを受けることが出来ます。配達やおつかいなどを達成すると報酬がもらえます。時間単価で言えば、アイアンをコツコツ採集して売るよりクエストのほうが儲かりそうです。
ただし依頼には時間制限があって、時間内に達成できなければ有効度がさがってしまうリスクも含んでいます。また、配達の為の貨物容量を確保しないと配達系クエストを受けられません。
宇宙には危険がいっぱい(海賊・衝突事故)
資源・交易・依頼のほかに海賊などの船を襲撃して儲ける手段もあります。ただし序盤の貧弱な船でまともに戦っては返り討ちにあってしまいます。
タレットの武装をもつステーションや、中立・友好的なNPC船のちかくに引き込んで戦うと共同で戦えるので、序盤のおすすめ戦法です。
— ume_bot (@plumume1) 2017年5月31日
「どうやって儲けようかな」「つぎはどこ行こうかな」等とボケボケ考えながらマップを見ている間に奇襲をうけても、味方が近くにいる状況なら安心です。
— ume_bot (@plumume1) 2017年5月31日
カツゥー!
海賊以上に怖いのはステーションのドックやアステロイドとの衝突です。見た目にはスピードが乗っていない地味な衝突でも、ダメージは大きいです。
復活地点から遠方でやっちゃったときには、けっこう精神的にくるものがあります。
事故の事後
衝突事故の後に船を建造しなおしました。以前の船の設計図を保存してあれば、資源を使って同じ形につくることができます。微妙に修正を加えて、火力がちょっと上がり運動性はちょっと下がりました。運動性が下がったのは装甲を少し厚くしたせいです。構造も以下のような一工夫を凝らしました。
Reassemblyもそうですが、こういう僅かな工夫を考えながらビルドしていく作業は、時間を忘れて楽しめます。