有料DLC「Natural Disasters(ナチュラル・ディザスターズ)」
2016年11月29日にDLC「Natural Disasters」がリリースされました。自然災害の要素が追加される今回のDLC、その内容について紹介とレビューをしていきます。
また同日パッチのアップデートが行われ、パッチv1.6を適用すると無料でラジオ(ゲームBGMの追加)とシナリオエディタが追加されます。
[aside type=”normal”] 2016年12月3日現在、以前のバージョンで音楽MODを使っていた場合は、アップデートをすると、その機能が使えなくなります。 [/aside]さらにラジオBGMを追加するシンプルなDLC
有料DLC「Relaxation Station(
リラクゼーション・ステーション)」
建物を追加するDLC(Art Decoと同タイプのシンプルなDLC)も同時リリースされています。
有料DLC「High-Tech Buildings(
ハイテクビルディングス)」
有料DLC – Natural Disastersの内容紹介[自然災害・災害施設・警戒システムの追加]
DLCを導入すると自然災害・天変地異の概念がゲーム内に追加されます。
津波や竜巻は現実同様に、悪夢のような被害を都市に与えます。これらの災害被害を最小限にとどめるためには、消防タブなどに追加される災害施設・警戒システムを用意しておきます。
上記のような、さまざまな災害をシミュレートしながら、その後の対処と復興手段を課題にした都市運営が体験できるDLCです。
通常プレイで災害をシミュレートしたい場合は、地形タブから選択して、マーカーで場所を指定します。少し時間をおくと災害が起きます。
アップデートとDLCで追加される災害シナリオモードでは不意に自然災害が起きます。実際にゲーム内の災害の威力を確めるために、竜巻シナリオモードをプレイしてみました。
シナリオモードを体験、ミニプレイ日記[自然災害と戦いながらの都市運営]
DLCで追加されるシナリオモードは、一定の条件を満たすために都市運営してシナリオクリアを目指していくモードです。
今回選択したシナリオでは「引っ越さずに生涯をすごした住民20000人」「資金100万を保有」という条件を課されました。このシナリオのマップや条件は、ツールのシナリオエディタで自由にカスタムしてオリジナルシナリオが作れたり、配布も可能です。
人口1500人あまりの小さな街でスタート。この地方は「竜巻」が起きやすい土地であります。
条件クリアとしては、それなりの人口を確保して資金を貯めながら、長く運営して「生涯をすごした住民」を増やしていく事が目的になります。
健気な運営のなか、無慈悲な竜巻の発生。住宅地の半数の建物が倒壊してしまいました。
倒壊した建物を残しておくと地価が下がり、人口増加に大きなペナルティになりますので、取り除いておきます。破損した道路は道路維持施設を建てるか、道路アップデート(同じタイプの上書きでOK・資金ゼロ)すると修復できます。
人口が回復して2000人を超えた頃、無慈悲な竜巻がふたたび発生。やはり住宅地の半数が倒壊してしまいました。なかなかハードなモードです。
竜巻の被害を大きくしないためには、建物の密集を避ける区割りが必要であるようです。
このような感じで、自然災害と戦う都市運営がシミュレートできるモードになっていました。
レビュー
自然災害による都市破壊の要素が追加されるDLCなので、純粋に安定した都市開発を楽しみたい方、マイナス方向のシミュレートに興味がない方にとっては、あまり必要の無いDLCです。(ラジオBGMとシナリオ要素は無料アップデートで追加されます)
逆にハードなプレイをシミュレートしたい方にとっては、今回の自然災害の要素は究極の都市問題ですので、満足のいく内容だと思います。
値段的には定価1480¥で、追加要素のボリュームを考えるとちょっぴり高く感じますが、内容の質としては災害の恐ろしさが、ゲームシステム的にも演出的にもしっかり表現されているので、おすすめです。