「必携新明説漢文」は受験勉強や社会人のおさらいにも効く参考書

おすすめ書籍

高校レベルの漢文の復習・受験勉強のための参考書・社会人のおさらいとして、効率的に学習をサポートしてくれるのが尚文出版の「必携新明説漢文」です。見た目としては表紙のパンダが目印です。

今回はこの「必携新明説漢文」のおすすめポイントを紹介します。

スポンサーリンク

必携新明説漢文の概要

基礎・句法・用字・漢文基礎知識の4章+付録の小冊子で構成されています。

基礎編 基本概要・読み方・翻訳ルールの説明

句法編 文法・特殊ルールの説明

用字編 文字単位の特殊ルールの説明

漢文基礎知識編 コラム・ミニ資料

それぞれの章の中に練習問題が挟まれており、その回答が付録の小冊子でフォローされます。

全体の特徴としては、重要な箇所については表組みや図表でまとめられていて、復習や暗記がしやすい工夫が施されています。通常の検索のほか、引っかかりやすいポイントについては逆引き検索できるように目次が設けられていますので、困ったときのミニ辞書的な活用もできます。

おすすめポイント

オススポイント

更に細かいポイントを紹介していきます。

★ 持ちやすい

A5判サイズ(148×210mm)の小柄ボディであるのと、定価540円+税とお安い値段、2つの意味で持ちやすいのが嬉しいポイントです。256ページ

さっとチェックした感じ、中古でオンライン購入してもだいたい定価前後の値段で買うことができます。ルールが頻繁に変わる分野でもないので、古い版を購入しても困ることはないでしょう。(中古購入の場合は小冊子が付いていない場合もあります。)

★ 探しやすい

目次や関連ページへの導線が充実しているので「検索する」という手間が少なく済みます。

検索時間を圧縮できれば時間の節約に繋がります。

複数教科を同時進行で勉強しなくてはならない受験生にとって、この時間の節約は特に嬉しいポイントとなるでしょう。

★ 覚えやすい

同書のサブタイトル「句法と語彙ごいを一緒に学ぶ」の通り、ひとつの使用法に対して他のバリエーションに関しても同時に確認できるように工夫されています。

関連付けて覚えるチャンスがあるものに関しても、解説や関連ページへの導線がはられているので効率的に学習できるようになっています。

★ 深めやすい

例文一つ一つに出典(論語の先進とか史記の項羽本紀など)が示されていたり、用語解説やちょっとしたコラムも付いているので、単なる暗記でなく教養を深めるキッカケも掴みやすい工夫が施されています。

コラム的なものについては最終章にまとめられ、学習のための章は学習専門にスッキリ構成されている点も、時間のない受験生ニーズに添ったものとして評価できます。

効果的であることの裏付け?

スタディプラスのアイコン

学習SNSのスマホアプリ「Studyplus」の「教材を探す→カテゴリランキング→漢文」から見ることができる同書のレビューをチェックしてみると、

  • 辞書的な活用ができる
  • ほかのものより分かりやすい
  • これ一冊でセンター漢文OK
  • パンダかわいい

といった旨の意見が見られました。

もちろん内容の吸収力には個人差がありますので、実際に効果があるかないか結局の所は個人個人でちがってくることは言うまでもありません。ですが内容をすべて把握したときには、シッカリとした基礎固めができることは間違いありません。

弱点

弱点としては練習問題の数は20問程度しか収録されていないので、受験対策にゴリゴリ練習問題を解きたい人は専用の問題集を入手する必要があります。例文自体は豊富なのですが、実践的な出題形式を数多く解いて受験対策をしたい場合には、この一冊だけでは不安があるかと思います。

一方、社会人ニーズとして練習問題はあまり必要としない要素ですので、この一冊だけを用いて必要充分です。

社会人のおさらいや再確認にも効く

「必携新明説漢文」は学生以外の方のおさらい・再確認にも有効です。

0から学ぼうとした場合には、理解のための材料は整っていますが、ちょっとばかり殺風景な教材なので辛いかもしれません。

昔勉強したことがなんとな~く記憶にあり、改めて再確認したいときには本書がマッチします。記憶が抜け落ちた部分の解説をなぞっていけば、関連項目も含めて根こそぎ効率よく理解まで導いてくれるシステムが揃っています。

もし記憶に留められない場合でも、困ったときの辞書的な使い方ができますので、安価ながら幅広いニーズに応えてくれる一冊だと思います。

「必携新明説漢文」の発展形として尚文出版「重要な句法と語彙を学ぶ・精選漢文」もあります。

タイトルとURLをコピーしました